肌荒れを引き起こすことや、太る原因にもなるといったイメージの強いチョコレートですが、
近年健康促進やダイエット効果などさまざまな効果・効用から人気が集まっている高カカオチョコレートやココアが世間でも注目されたことにより、チョコレート自体に対するイメージや考えも変わりつつあります。
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには、カルシウムやマグネシウム、鉄、亜鉛、食物繊維などの身体に嬉しいものが多く含まれており、口にするだけで手軽に良い効果を得ることができます。
しかしその一方で、いくら身体に良いと言われているとしてもチョコレートを摂取することによる落とし穴も見逃すことはできません。
ここでは、チョコレートを口にすることによる落とし穴や、注意すべきことをご紹介します。
チョコレートとカフェイン
コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれてるカフェインですが、実はチョコレートにも含まれています。
市販されているミルクチョコレート1枚(約50g)に含まれているカフェインはコーヒー1杯分の6分の1程度です。
コーヒーと比較するとカフェインは少ないものの、カフェインが含まれているという事実は知っておくべきといえます。
さらに、カカオ含有量70%以上の高カカオチョコレートには、ミルクチョコレートの約2倍のカフェインが含まれています。
カフェインの取りすぎは身体のトラブルにも繋がりかねません。ましてや、妊婦や授乳中の方であれば控えた方が良いと言えるでしょう。
チョコレートに含まれる添加物って?
チョコレートには、添加物が含まれています。
もちろん、商品によって含まれる添加物は異なりますが、大半のチョコレートには植物油脂や乳化剤が使われています。
また、さまざまな味や風味のチョコレートが販売されており、それらのチョコレートには香料も用いられています。
カカオと砂糖だけだと思っていたチョコレートに、さまざまな添加物が入っていることで、身体に良いはずのカカオ効果を得られない可能性もあります。
スーパーやコンビニなどあらゆる場所で手に入れることができるからこそ、成分や添加物には気を付けたいものです。
金属アレルギーとの関係性
カカオの効能・効果が取り上げられる一方で、チョコレートを口にすることで、金属アレルギーを悪化させる原因になると言われています。
これはチョコレートに含まれる「ニッケル」や「コバルト」が原因です。
元々金属アレルギーの人がチョコレートを食べると湿疹やかゆみなどが症状として表れることが大半ですが、チョコレートの食べ過ぎで金属アレルギーとなってしまう人も稀にいるようです。
金属アレルギーだとわかっている人は体調の優れないときはチョコレートやカカオは口にしないことをおすすめします。
高カカオチョコレートの危険性
健康促進効果やダイエット効果、美容効果など幅広く効果があると言われている高カカオチョコレートですが、実はチョコレートよりも脂質が高いということはあまり知られていません。
通常のチョコレートと比較すると、1,2~1,5倍ほどの脂質割合であることからも、過剰摂取の危険性が伺えます。
板チョコ1枚を100gとすると、それだけで1日分の脂質摂取量となってしまうことには驚きです。
いくら身体に良いといっても、食べ過ぎは禁物。1日5カケを基準に摂取することをおすすめします。